FacebookページのSEO対策
2017年4月13日
インターネット上に情報を発信する際に避けては通れないSEO。
FacebookページだからといってSEOの知識が不要だとは言えません。
むしろFacebookページこそ、しっかりとしたSEO対策を施す必要があります。
検索エンジン最適化の基礎から、FacebookページのSEO対策を学びましょう。
目次
- SEOとは
- SEO対策の基礎について
- FacebookページのSEO要素の確認項目
- 個別の投稿のSEOはどうなっているのか
- SEOは十分とは言えないが、それを補うだけのドメインパワーがFacebookにはある
- FacebookページのベストなSEO対策とは
- 『Book Jacket』ではSEO対策を行ったWEBサイトを作成できる
SEOとは
SEOとは「検索エンジン最適化」のことです。
検索エンジンは世界中のほとんどの国でGoogleがシェアNo1を獲得しています。
日本ではYahoo!も有名ですが、Yahoo!はGoogleの検索の仕組みを利用しています。若干の違いはありますが、ほとんどGoogleと一緒なので日本でSEO対策といえばGoogleの検索エンジン対策だと考えましょう。
SEO対策の基礎について
特定のキーワードで検索した際、検索結果で上位表示されるようにいろいろな施策を施すこと、これがSEO対策です。
SEO対策は技術的な部分を全面に押し出した説明が多いですが、もともとはユーザーに有益な情報を正しく伝えることが最終目的なので、基本的な部分をしっかり押さえてGoogleのクローラー(サイト巡回ロボット)に正しく情報を伝えましょう。
SEO対策で重要な<title>、<h1>
SEO対策では<title>、<h1>などのhtmlタグの記述や、文書構造、ページの中身など様々なことを改善していく必要があります。
その中でももっとも重要なのがページのタイトルです。
ページのタイトルにSEO対策キーワードが入っていないと、上位表示するのはあきらめたほうがいいとも言えるくらい、タイトルは重要なのです。
その次に重要なのは恐らく<h1>だと思います。
このh1タグにもキーワードを含めるようにし、キャッチフレーズのように興味を惹くフレーズを設定するのが望ましいです。
<meta name=”description” content=”〜”>
Googleは<meta name=”description” content=”xxxxx”>で表示されるページの簡単な説明はSEOの評価に影響を与えない、とも言っています。
ですが検索結果に表示される際にタイトル下のページの説明に使われることがあると言われているので、ページとの関連性を損なわず、ユーザーの興味を惹く文章にしておいたほうがいいでしょう。
h1〜h6タグについて
<hX>はh1〜h6まで利用することができます。
ただし、数字を飛ばすことはしてはいけません。
◯ 良いパターン:h1>h2>h3>h4
× 悪いパターン:h1>h2>h4>h5
悪いパターンではh2タグの次にh3ではなくh4がきています。順番を飛ばすことのないように注意しましょう。
ページのコンテンツ量について
一般的なWEBページのコンテンツ量(=文字数)は1000文字〜4000文字くらいだと言われています。
この文字数があまりに少ないページだと、内容が薄いのではないかという判断がされるのでしょうか、検索の上位に上がりにくいです。
最低でも400字程度は用意するようにしておきましょう。
また、画像や動画などはコンテンツの増強に効果があります。ユーザーの興味を惹く画像や動画の埋め込みも検討してみましょう。
以上がSEO対策の基本的な要素となります。
FacebookページのSEO要素の確認項目
それではGoogle Chromeのデベロッパーツールを使って、Facebookページを調査していきましょう。
今回は以下の項目をチェックします。
- <title>(タイトルタグ)
- <h1>(h1タグ)
- <h2>(h2タグ)〜<h6>(h6タグ)
- 投稿のタイトル
- 投稿の内容
- その他いろいろ
<title>(タイトルタグ)について
titleの検索をかけてみたら、1つだけヒットしました。
タイトルは『BookJacket(ブックジャケット) – ホーム』となっており、Facebookページ名でのSEO対策がきちんとされているのがわかります。
<h1>(h1タグ)について
次にh1タグの検索をかけてみたら、1つだけヒットしました。
h1>a>spanのタグの中に「Facebook」の文字がありました。
<h2>(h2タグ)
引き続きh2タグの検索をかけてみましょう。
検索結果は0件でした。
<h3>(h3タグ)
引き続きh3タグ
7件のヒットがありました。
テキストを拾うと「友達リクエスト、友達リクエスト、メッセージ、最近、メッセージリクエスト、お知らせ、お知らせ、友達とチャット」となっていました。
<h4>(h4タグ)
引き続きh4タグ
結果は0件でした。
<h5>(h5タグ)
引き続きh5タグ
複数のFacebookページを調べてみたら、スクロールして読み込まれる投稿のページ名にh5が振られていました。
<h6>(h6タグ)
引き続きh6タグ
複数のFacebookページを調べてみたら、ページを表示した時に表示されている投稿のページ名にh6が振られていました。
個別の投稿のSEOはどうなっているのか
投稿には個別のURLがあり、そのURLがGoogleに登録されます(登録されない場合もあります)。
Googleで検索をかけた時に検索結果に表示されるのはこのURLです。
URLを確認するには投稿 → 埋め込み → 詳細設定を選択すると表示される画面から確認できます。
※コードジェネレータに投稿のURLが表示される
投稿のタイトル
投稿の<title>は内容の最初の1行、もしくは先頭から40字程度が抜粋されているようです。そのあとに区切り文字とページ名が表示されています。
このことから最初の1行、もしくは先頭から40字以内にSEO対策キーワードを含めることが重要だということがわかりました。
<h1>〜<h6>(h1タグ〜h6タグ)
<hX>(hXタグ)はページのトップページと同じ結果でした。
投稿するユーザー側で変更することはできないので、他の部分でSEO対策を行いましょう。
投稿の内容
投稿の内容(コンテンツ)はSEO対策を行う上で非常に大切です。
特に気にかけたほうがいいことは文字数です。
個別の投稿ページにアクセスすると、その投稿以外のものは表示されていません。
このメインのコンテンツの量が少ないと、検索エンジンにあまりいい評価をもらえない可能性があります。
Facebookページをオウンドメディアのように運営している場合は最低でも400文字、できれば1000文字以上のテキスト量になるように投稿を作成しましょう。
投稿のmeta description
個別の投稿ページには<meta name=”description” content=”xxxxx”>がありません。
SEO対策を行う上で特に気にすることはないかもしれませんが、知っておきましょう。
関連コンテツや前後の投稿がない
個別の投稿ページではその投稿以外の投稿が表示されることはありません。
トップページのようにスクロールすると投稿が読み込まれるような仕様にはなっていないのです。
ブログのように前後の投稿へのリンクがあったりということはありませんので注意が必要です。
またSEO対策の1つ、クローラーが巡回しやすいように記述する<link rel=”prev” href=”http://xxxxxxx.xxx”>や<link rel=”next” href=”http://xxxxxxx.xxx”>は記述されていません。
SEOは十分とは言えないが、それを補うだけのドメインパワーがFacebookにはある
以上の調査結果から考えると、FacebookページのSEOは十分とはいえません。
しかしながら、Facebookはインターネット上の巨大なメディアで、そのパワーは非常に強力です。
SEO対策を行わなくても、それなりに上位表示されるので、あまり考えすぎなくても大丈夫でしょう。
FacebookページのベストなSEO対策とは
FacebookページのSEO対策は変更できない部分(<hX>や関連コンテンツの表示など)が多いため、できることは少な目です。
それでもいくつかできることもあるので、FacebookページでSEO対策を行う際に注意するべき点をまとめます。
- Facebookページ名には必ずSEO対策キーワードを含める
- Facebookページのページ情報にある各項目を入力する。
- 投稿の最初の1行、もしくは40文字以内にSEO対策キーワードを含める
- 投稿の中身は最低でも400字は記述し、画像や動画も投稿にアップロードする
- 検索エンジンに気づいてもらえるように、外部サイトから投稿への直接リンクを設置する
- ページが公開になっているか確認する
以上のことが最低限できるSEO対策だと考えます。
そして最後に一つだけ。コンテンツの質と量は少なくならないように意識して、ユーザーにいいね!をしてもらえる投稿を心がけていきましょう。
『Book Jacket』ではSEO対策を行ったWEBサイトを作成できる
最後に、『Book Jacket』を利用すると、Facebookページのデータを元にSEO対策されたWEBサイトを作ることができます。
登録料・更新費用は無料、0円から利用できるので、どうぞご利用ください。